自然に帰ることのできる方法〜自然葬〜

自然葬とはその名の通り従来日本で行われている墓石を用いる葬法とちがい、海や山などに遺体や遺灰を還すものです。近年では遺骨を粉砕し散骨することだけでなく、直接土の中へ遺骨を埋葬する方法なども含めて自然葬と呼ばれています。自然葬を望む風潮には、自然へ帰るという思いのほかにも、核家族化や少子化による墓の管理体制の維持が困難になってきているという社会的な原因も考えられています。自然葬のひとつである「散骨」は火葬した後の焼骨を粉末状にした後、海や山、空などにそのまま撒く埋葬方法であり、現在日本の多くで行われているのが「海洋散骨」と呼ばれる海にお骨を返すものです。

また最近注目を集めているのが「バルーン宇宙葬」。成層圏30km付近で風船が割れて散骨されるというものです。ロマン溢れる葬法であり、送った側もいつでも空を見上げれば故人に会える、見守ってもらっているという気持ちを持つことができるのではないでしょうか。その他に「樹木葬」と言った散骨とは異なり、墓地として認可された場所にお骨を埋葬する方法もあります。

一般的にはこの場合墓石は作らず、植林や花木、杭などを墓標にします。このように自然葬には様々な葬法があります。今やエンディングノートなるものも活用する方々が増えている中で、故人の生きた証を締めくくる最後のセレモニーとして、送る側も送られる側も心に残る葬儀ができることが一番大切なことなのだと思います。

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